n1.ランドナー

2013年6月27日 (木)

ブリヂストン JOBNO と ALPS ランドナー

5LINKS を買って以来、他の自転車に乗ることは殆どなかったのですが、4月に激しい転倒をしました。車体には見た目は異常ないのですが、かなり強いストレスがかかったと思うので、用心のため処分することにしました。

代替えの自転車として、今回はブリヂストンの JOBNO を買いました。超ママチャリです。通勤と買い物で 5LINKS のような高級自転車を消耗するのは勿体無いと思ってました。JOBNO は安くて頑丈で 3年間盗難保証まで付いてるので、安心してガンガン使えます。

From 20130627 ブリヂストンJOBNO と ALPSランドナー
From 20130627 ブリヂストンJOBNO と ALPSランドナー
From 20130627 ブリヂストンJOBNO と ALPSランドナー
From 20130627 ブリヂストンJOBNO と ALPSランドナー

2012年3月14日 (水)

自転車盗難アラーム Gard Save

ここで一度、自転車用ロックの話をはなれて、自転車盗難アラームのことを書きます。5LINKS を駐輪するとき、ロックだけでは安心できない点があって、すぐに導入したいと思ったからです。

5LINKS のフレームには、ロックを通す場所がありません。私は上の写真のようにしてますが、ネジをはずして分解される可能性が気になってます(メーカに未確認ですが)。BD-1 やブロンプトンみたいに、フレームに大きい隙間があればまだ安心できるのですが。それで、もし誰かが自転車に触れても分るように、と。

自転車盗難アラームを探してみて思ったのは、歴史のある定番がまだ無いということでした。ABUS ロックなら、いろんな方のレポートとかすっごい参考になるのですが、アラームは種類も情報も少なく、たまにいいレポ記事を見つけても既に過去の製品だったりします(ケンコー KS-113 など)。U ロックにアラームを組み込んだものもありましたが、山ほどの数の商用サイトで全く同じ写真や文言で掲載されると、売り手は商品をどこまで知って薦めてるのか、何となく信頼感を持てません。

私は Gard Save という製品を買いました。アマゾンの商品ページではどれがメーカー名かよく分からず、made in 何処かも分りませんでした。読み落としかもしれませんけど。


ランドナーでコンビニに立寄る。ハンドルの端に付けてるのが Gard Save の親機です。


まるで兵器のような物々しさ。仕方がないことですが、ブリヂストン・ロードマンの時代には、誰もこんな自転車の姿を想像しなかったでしょうね。


フロントバッグの上のが子機。誰かが自転車に触れても、あるいは親機の電源を切っても、リモートで通知してくれます。

Gard Save は made in 台湾でした。コンセプトも実動作もほぼ満点。すごくいいです。同時に、細部はありえないほど未完成です。欠点もあるけど今はこれに頼るしかない。そういう製品です。

誰かが自転車に触れたとき、親機が鳴るのは当然として、離れた場所でも子機が鳴ります。コンビニの外に自転車をとめて親機を ON にすれば、店内売場のどこにいても子機で受信できてました。ランドナーでコンビニに立寄る夢?がやっと実現しました

親機が電源スイッチで OFF にできる仕様は疑問ですが、子機の対応が素晴しい。親機からの電波が途切れたら子機が鳴ります! 便りの無いのが元気な印ではなくて、良い便りがあるのが元気な印。

ですから、子機の電源が ON であって沈黙している限り、親機からの正常通知を受信できてる訳です。つまり自転車側の親機は、何も言って来てないのではなく(!)、「現在正常に監視中、異常なし」と積極的に言って来てるのです。(動作から見て、多分そういう作りだと思います。)

その一方、Gard Save は防水じゃないです。自転車に取り付けて使うものなのに、何故?

それと電池交換が信じられないくらい面倒! まずブラケットを締め付けてるネジをはずし、ブラケットごと自転車のフレームからはずす。そのあと、ブラケットに本体を固定してるネジをはずす。そこまでして初めて電池ケースのフタを開けられるのです。つまり、電池が切れるごとに、買ってきて箱を開けたばかりの状態にしないといけません。ネジを 2つもはずすのですから、プラスドライバーをいつも持ち歩く必要があります。防犯上有利なのかもしれませんが、これはちょっとね・・・

日本の有名メーカーならそんな作りにはしないでしょうね。きちんと完成度を上げたモノを作ってくる気がします。だけど日本ではなかなか作らない、荒削りなこともあるけどそれ以上に魅力あふれるモノが、諸外国の自転車用品には本当に多い。ライト・ハンディGPS・ロック、等々。

Gard Save もそんな若々しい製品だと思います。まだ自転車盗難アラームというものの存在を知らない人も多いと思います(私も数日前に知ったばかりです)が、いまの世相の中、自転車好きには既に必需品と言えるのではないでしょうか。一般に知られ始めたら、あっという間に広まるかも。少数のマイナーな製品が現れては消えるような状況では困ります。もっともっと定着して行くようにと願っております。

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スーパーの駐輪場。ABUS Granit X-Plus 6500 でアースロック!


同時に Gard Save をスイッチオン!


こんな駐輪場に置いて行くなんて、この自転車を買って以来初めてです。


これが憧れのシチュエーション! フロントバッグを肩にかけてスーパーでお買い物~(笑)・・・ただ残念ながら、親機からの電波は、コンクリート建物の店内に入ったとたんに途絶えたようで、子機は鳴りっぱなしになりました。仕方なく電源 OFF。親機の威嚇効果のみとなるので、買い物は短時間で済ませるしかありませんね。

2012年3月 8日 (木)

ランドナー復活! ABUS Bordo Granit X-Plus 6500(自転車用ロック)

しばらくランドナー乗りに戻ってみることにしました。もうランドナーはやめたと、あれだけネットオークションに出品を繰り返しておいて、お恥ずかしい限りです

先日ネットで 折り畳み自転車 5LINKS 用のロックを探しました。5LINKS はランドナーよりは低価格ですが、ちゃんとした鍵がないとやはり盗難が心配で買い物にも使えません。いい機会なので、以前から興味のあった ABUS を 買ってみることにしました。


自転車用ロック ABUS Bordo Granit X-Plus 6500
折り畳んでフレームに取り付けたところです。なんだかカッコイイ。
後ろの壁のキズは 愛猫 はななみ の合作 ^^;

手始めに選んでみたこの ABUS Bordo Granit X-Plus 6500 は重さ 1.6kg。こんな重い鍵を載せちゃったら、せっかく軽いスポーツ自転車の意味が減るじゃないのさ・・・と思いますが、同時に、こういう鍵たちなら、大切な 5LINKS もランドナーもお任せできる気がしてきました。

「コンビニにも立寄れない自転車なんか!」とあきらめてきたけど、こんな鍵があれば、ランドナーにも日常的に乗れるようになるかもしれません。

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2012年1月 3日 (火)

【冬缶38】城南島から見た東京湾と羽田空港


写真と地図 音声 4'30" 音声 2'07"

羽田空港の離陸機の音を録りに行きました。空港北の城南島です。大都会・東京の中なのに、交通が不便でなかなか歩いては行けない、特異な場所。車でなければ、電車と自転車に頼るしかありません。その意味で、アルプス地方のサイクリングのような気分に、少しだけなれました。(本当はバスもあるのですが・・・まあそれは見逃して下さいね^^;)


東京湾!右手方向に羽田空港!

年末年始にまた、手持ちのランドナーを Yahoo!オークション に出品しました(出品価格が高いので、相変わらず入札してもらえないです^^;)二代目愛猫のなみちゃんを迎えて、ロングツーリングを再開するのではなく、電車と折り畳み自転車で、いろいろなところへ短時間で出掛けるサイクリングを始めようと思いました。『猫のいる自転車生活』です。

その用途には、やはり ブロンプトン か BD-1(私の場合、comfort) がいいと思いますが、とりあえずの最後に、ALPSランドナーをブロンプトン的に使うとどうなのか、やってみました。

品川駅から城南島までは 10km もありません。そんな距離を走るのにランドナーのフォーク抜き輪行なんて、釣り合わないって思ってました。実際、分解・組立の手間は、私が下手なせいもあって、やはりこの程度のサイクリングには大袈裟ではあります。ですが、埋立地らしい、ただ広くて景色の変化が少ない場所を走るのには、ランドナーの実力はとても有効でした。自転車が走ってくれないと、多分いやになっちゃいます。フロントバッグも録音機材を含む 3.5kg の荷物を運ぶのに、とても役に立ちました。

とはいえ、折り畳みでない自転車を日常的に輪行するのは、やはり敷居が高いです。今日は行くぞ!という気合が要ります(私の場合)。ちょっととなりの町を見て来たいな、そんなサイクリングがメインの私には、折り畳み自転車の敷居の低さも大きな魅力です。まだまだ迷う日が続きますが、一度組み立てて走り出したあとは、ランドナーは最高に楽しい!今日はそれを再確認するサイクリングになりました。

機材:RODE NT4(マイク)/KORG MR-2(録音機)
ここは空港から少し距離があるためか、離陸機の音はそんなに大きくなかったです。Korg MR-2 のマイク感度は "Mid" にしました。

2011年2月18日 (金)

サイクリングにはやっぱランドナーが一番便利かも

ヤフオクにランドナーを出品してたのですが、最終日の今日、友人から「暖かくなったらサイクリングに行こう」と電話で誘われて考え直しました。ウォッチして下さった方々、取り消ししちゃってごめんなさい。

ブロンプトンかBD-1コンフォートに買いかえようと考えてました。
たとえばマンガ「涼風」「君のいる町」「3月のライオン」「コッペリオン」「ゆびさきミルクティー」の舞台、東京の町で気ままに遊ぶ。それには折りたたみ自転車は良い選択だと思います。
でも長距離サイクリングとなると、フルサイズ車のゆったりと安定した走りは捨て難いです。
ペダル1回転での進行距離が同じギヤ比でも、26~27インチの自転車の方が、一生懸命こがなくても走り続けてくれる気がするんですね。

あと快適系ロードレーサーにしようかなとも。これは本当に惹かれました。
乗車姿勢が楽というモデルも増えたし、ランドナー好きの私にも、あのシャープかつ繊細な走りは特別な魅力があります。
それでも荷物のことを考えると、どうしても選べないのですね。
ランチ・おサイフ・予備衣料・ライト・修理道具・輪行袋・デジカメ・録音機材とマイク・・・、人によって荷物はいろいろでしょうけれど、ある量を超えると、それらをどこにどうくくりつけて運ぶか、どうやってもイメージが湧きません。
長時間となると、荷物は背負ったりじゃなく、自転車さまに持っていただく方が好き。

それで結局、サイクリングにはランドナーが一番現実的で便利だな~という結論になります。いつも堂々巡りなんですけど。
フォーク抜き輪行の手間を克服できるか、まだ分からないですが(特に寒い季節には尻込みしちゃいますよね~(^^;)、もうちょっと頑張ってみようと思います。

2010年10月14日 (木)

※ランドナーの記事でお越し下さった方へ、ごめんなさい

いつも夏の缶詰をご覧いただきありがとうございます。

こちらへ「ランドナー」などで検索して来られた方へ、ごめんなさい。
いま手持ちのランドナーを手放して、ブロンプトンを買おうと考えています。ランドナーはコンパクトに分解して輪行(電車で運ぶ)が出来るのですが、ある程度手間がかかります。それと高価なので、盗難の心配から、例えば本屋さんや町に買い物に行くとかの用途に使い難いのも悩ましいところです。

仕事も含めて日常的に輪行ともなると、やはり折り畳み自転車という選択肢を捨てがたいのも事実です。そんなわけで、そう思ってもなお、ランドナーの良い点を強調した記事だけ並べておくのもよくないので、このようにご報告させていただきます。東海道か筑波山の坂を試す計画もまだ出来てなかったですね。いろいろとすみません。

2010年4月26日 (月)

【春缶33】取手市・田圃への引水、蛙の声

写真のページ 音声 21'10"

取手の東の方の田んぼに、録音機材を持ってサイクリングに出掛けたら、ちょうど田んぼに水を引いているところでした。

よく晴れた空を、成田から欧州方面への旅客機が飛んで行きます。音声ファイルの 14分18秒目あたりに登場する旅客機をちょっとお聞きになってみて下さい。その1分後くらいに、エンジンの音が少し高くなります。
操縦とかに詳しくないのですが、離陸後、一時的な水平飛行から上昇を再開したのかな。そういえばすぐ直前に同じ方向に飛んで行く先行機がいますよね(これも聞こえますでしょ?)。管制席の意思や操縦席の雰囲気が少しだけ伝わって来る気がするのですが・・・いかがですか?

それと、トラクターの音が聞こえます。音声ファイルの 18分目あたりからです。
あなたが瀬尾公治さんの「君のいる町」のファンの方でしたら、第60話「エンキョリ開始」を思い浮かべながらお聞きになってみて下さい^^
・・・東京に帰った柚希に、広島から青大が電話をかける。下校途中の田んぼ道。すぐ傍をトラクターが通ります。
柚希「あ・・ もしかして今のトラクターの音?」
青大「え・・? ああ・・」
柚希「なんか懐かしいなー ついこの前までそっちにいたのに そろそろ田植えの時期よね」

今回の録音は、残念ながら、音質があまり良くありません。帰宅して録音結果を再生してみると、電気的なノイズがずーっと入っていました。うっかりPHSを録音機材の傍に置いたままで録音したのが悪かったのかもしれません。それで、そのノイズを除去するため、3000Hz 付近と 7000Hz 付近をイコライザで思い切り下げました。
本当は聞けたものではないのですが、次に田んぼへの引水に立ち会えるのは来年以降になりそうなので、今年はとりあえずこれで掲載させていただきました。

機材:RODE NT4(マイク)/KORG MR-1(録音機)

2010年4月 8日 (木)

【春缶32】自転車で会いに行く風景~昔住んでいた町

写真のページ

2つ隣の市にある、昔住んでいた町へ、自転車で行きました。ここを離れて30年以上になります。久し振りに来てみると、新しい建物がずいぶんと多くなっています。町の姿はこうして変わって行くのだなと思いました。今日は当時の記憶として残っているもの、少しおおげさに言えば昭和後半の名残を探してみたいと思います。

2010年4月 5日 (月)

ランドナーの話(3) TAシクロツーリストからティアグラへ(チェンホイール交換)

整備に出していたランドナーが戻ってきました。TAシクロツーリストのチェンホイールが寿命らしかったので、シマノのティアグラのFC-4550-Sに交換してもらいました。

これまでのTAシクロツーリストは46×28T、新しいティアグラのは50×34Tです。ギヤ比がかなり重いほうにシフトしたので、登れない坂が増えるだろうと覚悟しました。でも実際に試してみたら、ティアグラの方がずっと楽に登れました。こんなに歯数が違うのになんでだろ。クランク長が160mmから165mmに伸びはしてますが、それでも最低ギヤ比は1.04から1.22(クランク長165mm、タイヤサイズ26×1と3/8に換算)へと重くなっています。TAで乗ってたのはもう3年前だし、何かの記憶ちがいなのかな・・・

自宅近所のこの坂、すごく短いけど、登りの最中、うっかり頑張ってハンドルを強く引きつけたら前輪が浮いてしまいそうな感じの、けっこう急な坂です。これがシッティング(立ち漕ぎでなく、サドルに座ったまま漕ぐ)のままグイグイと登れちゃうのだから、ポタリングでこのギヤ比が問題になることはまず無さそうです。TAから交換出来てよかったし(多分)、下手に前3枚ギヤのチェンホイールを選ばなくてよかったです。

あとは、もっと長い坂を登り続けるとどうか。これはTAを使ってた頃に、箱根峠と筑波山のフルーツラインを通ったときの記憶がちゃんとあるので、それに比べてこの新しいチェンホイールはどうなのか、はっきり比較できると思います。登れなかったりしたら「やっぱTAか前3枚ギヤにしとけばよかった」ってなるかもしれません。夏までにはどちらかを一度は走ってみようと思います。

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2010年3月31日 (水)

ランドナーの話(2) ギヤ比の問題(チェンホイール交換)

いまランドナーを整備に出していますが、困ったことに、BBやチェンホイール(前のギヤ)が劣化してるという連絡がありました。ランドナーのチェンホイールは、上の写真のような、大きいギヤと小さいギヤの2枚を使ったものがよく使われますが、いまこれが手に入りにくいのです。この自転車を作ってもらったアルプス自転車が閉店したのも、伝え聞くところでは、このチェンホイールの入手が困難になったのが影響してるとか。

とにかく新しいチェンホイールを選ばないといけません。ロードバイク用の部品を流用することにしました。小さいギヤを付けるために、前ギヤを3枚にする手もありますが、あまり好きでないし、早く乗りたい一心で安易に 50×34T でお願いしました。でも、それでよかったのかなーと考え込んでいます。34T はロードバイク用としてはとても小さいのですが、ランドナー用としてはまだ大き目です。

それで、ランドナーには一般的にどんなギヤ比が選ばれているのか、遅ればせながら調べてみました。(安心材料探し?)

特に参考になったのは、1974年と1988年の自転車の本です。当時は 26×1と3/8 W/O(直径668mm位) というタイヤがスポーツ車の標準的なタイヤとされていたみたいなので、ここでも、このサイズを「標準タイヤ」として、ギヤ比を換算しながら較べます。

整備前のギヤ比(アルプスでお任せで作って貰ったまま)
タイヤ:26×1.25HE(直径623mm位)
クランク長:160mm
前ギヤ:46×28T
後ギヤ:13~26T
ギヤ比:1.08~3.54
ギヤ比:1.01~3.30(標準タイヤに換算)
ギヤ比:1.04~3.40(更にクランク長165mmに換算)

50×34T に入れ替えた場合
タイヤ:26×1.25HE(直径623mm位)
クランク長:165mm
前ギヤ:50×34T
後ギヤ:13~26T
ギヤ比:1.31~3.85
ギヤ比:1.22~3.59(標準タイヤに換算)
※いまロードバイク用の部品をランドナーに流用すると、このギヤ比になりやすい気がします。

「サイクリング」
(講談社/鳥山新一著/1974年)

P.67
「車種によるギヤ比の配分
  一般サイクリング用:1.73~3.08
  本格的旅行用:1.15~2.88」
なお上記用途の定義については、P.43 に
「一般サイクリング車:
  車輪サイズ=26×1と3/8
  常用速度km/h=20~30
  乗車時間=長時間
  荷物=中
  走行条件変化(風・坂)=大
 旅行・キャンプ車:
  車輪サイズ=650B
        26×1と5/8 または
        26×1と1/2
  常用速度km/h=15~25
  乗車時間=長時間
  荷物=大
  走行条件変化(風・坂)=大」
とあることから、フロントキャリアにフロントバッグを付けて、ポタリングから1~2日程度のツーリングに使えるランドナーは「一般サイクリング用」に該当すると思われます。つまり、ランドナーに推奨されるギヤ比は 1.73~3.08 ということになります。
※本の中では、ギヤ比の値は「イギリス式ギヤ数=26×ギヤ比」で記述されていたので、ここでは、それを26で割った数値で記述しました。

「サイクルスポーツ攻略法」
(岩波書店/五十嵐高著/1988年)

P.55
「ランドナーの最低ギヤ比は 1:1.4 くらいが普通。」
P.93
「ギヤ比は、ランドナーでは、1.3 から 3.2 くらいの範囲に変えられるのが普通」
「これで、ギヤの変速比は 1.2 から 3.1 となり、全体としてやや低速用のものに落ち着く。」
「普通、ランドナー用としては、48×36T と 15~24T の5段で、ギヤ比 1.5 から 3.2 というあたりが良いとされているようだ。」
P.152
丸石ロードツーリングのカタログ・データ(1987年型)
タイヤ:700×32C(直径686mm位)
前ギヤ:50×44×34T
後ギヤ:14~24T
ギヤ比:1.42~3.57
ギヤ比:1.46~3.67(標準タイヤに換算)

このように、1980年代頃までは、ランドナーの低い方のギヤ比は 1.3~1.7 程度と考えられていたようです。ところが現行メーカー車を調べると、前3枚ギヤを使って、かなり低いギヤ比を出している例もあります。

パナソニック自転車
OSC6 / OSD6

タイヤ:26x1.5HE(直径635mm位)
前ギヤ:48×38×28T
後ギヤ:11~32T
ギヤ比:0.88~4.36
ギヤ比:0.84~4.14(標準タイヤに換算)

丸石
エンペラー・ツーリングマスター

タイヤ:650×38A(直径666mm位)
前ギヤ:48×38×28T
後ギヤ:13~23T
ギヤ比:1.22~3.70
ギヤ比:1.22~3.69(標準タイヤに換算)

アラヤ
スワロー・ランドナー

タイヤ:26×1.50HE(直径635mm位)
前ギヤ:48×38×28T
後ギヤ:11~25T
ギヤ比:1.12~4.36
ギヤ比:1.06~4.14(標準タイヤに換算)

FUKAYA
DAVOS 603 ランドナー

タイヤ:わかりませんでした
SORAのコンパクトクランクで組んでいるので、
前ギヤ:50×34T
後ギヤ:13~26T
ギヤ比:1.31~3.85
といったところかと思います。

ノートン自転車工業
Royal NORTON Standard ツーリング

タイヤ:650A
前ギヤ:48×34T
後ギヤ:シマノ CS-HG50-8
CS-HG50-8 が 13~26T の場合、
ギヤ比:1.31~3.69

そんなわけで、今回選んだ最低ギヤ比の 1.31 は、1980年代までのランドナーの考え方では、低目であり、特に 26HE のタイヤと組み合わせる場合、標準タイヤに換算した最低ギヤ比は 1.22 となり、十分に低いギヤ比であるものの、現行製品の中では少し高めということになります。そんなに的外れなギヤ比ではないけれど、整備前に比べると、かなり重くなることを覚悟しておいた方が良さそうです。

なお、整備前についていたチェンホイール「TAシクロツーリスト」は、自転車店のお話では、まだ辛うじて入手可能とのことです。ただし、BBだけで1万円前後、クランクやチェンリングもとても高価だそうです

私は今回、値段のこともありますが、今後、いずれはロードバイク用のチェンホイールを流用する以外にないという時代が来るかもしれないと考えて、早いとこそれを試しておこうと思いました。

あとは実際に走ってみるしかありません。これまで登ってたあの坂この坂を、こんどは登れるのか。期待と心配の中で、メンテナンスの仕上がりを待っているところです。

※タイヤの直径は、およその値であり、きっちり正確ではありません。大体そんな感じの寸法、くらいにお読み下さい。

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