黒猫のなみちゃんがうちの子になるまで(11) ここが君の居場所だよ
帰宅直後はぐったり。ゴハンも食べません。
「さあ帰ってきたね。まずはゴハンと水だ。ほら、食べな。これまでほとんど食べられなかったろ?」
猫キャリーの扉を開けて、目の前にカリカリと水を置きました。でもぜんぜん動かないです。目を閉じてじっとしてる。ずっとそのままなので、キャリーから引っ張り出しました。少し部屋の中をパトロールしたら、安全そうなちゃぶ台の下で「借りてきた猫」のように固まってしまいました。まあ馴れるまで、1週間でも待つしかないと思いました。
それでももういちど引っ張り出して話しかけてみる。そうしたら不意に私の足のまわりを一周。それで全てが解けました。ゴハンも食べました。そう、あの花壇で私の膝に乗ってきた、あのときのままのなみが、いまここに居ます。
一夜明けて、すっかり元気になりました(9月7日撮影)
ここが君の居場所だよ。でも半分ははなちゃんの場所だからね。仲良くするんだよ。(9月19日撮影)
窓辺のお気に入りの椅子の上(9月28日撮影)
それから はなちゃん、ずっと君にお礼を言ってなかったね。なみちゃんと出会えたのも、再会できたのも、全部君の導きだと思ってるよ。ありがとうね。これからもずっと僕と一緒にいてね。
出会ってから 5年目のはな(1997年12月8日撮影)
ということで、なみに出会ってからうちの子になるまでの日記を書いてみました。かっこいいエンディングとか書ければいいんですけど難しいし、これからまた書くことがいろいろあると思いますので、ひとまず筆を置かせていただきます。お読み下さいましてありがとうございます。今後の記事でも、どうぞよろしくお願い致します。(10月1日)
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※もしよろしければ なみのゴロゴロと寝息 を聴きにいらして下さい(^-^)/