x1.猫のはなちゃん

2011年5月13日 (金)

夏の猫のお留守番対策(私案)

いつもご覧いただきありがとうございます。先ほどアクセスログを見てましたら、「猫のお留守番夏」で検索してお越しになった方がいらっしゃいました。ありがとうございます。

おそらくその方も猫さんの飼い主さんで、今年の多分暑い夏をどう乗り切らせようかと検討されてたのかなと思いました。私もはなを昼に部屋でひとり留守番させなければならなかったのですが、夏季にはやはり暑い思いをさせて来たのだと思います。毎年どうしても体重が減り、見た目にもかなりやせました。

猫は寒がりで、暑い日は1年に3日しかない、とか聞いてましたが、さすがにやばいということで、一昨年いろいろ考えた挙句、人間用の保冷剤が入った枕を買いました。冷凍庫で冷やせば、8時間くらい冷たいまま使える枕です。近所のスーパーやホームセンターで売ってました。

はなのすぐ後ろにおいてあるのがそうです。保冷剤を水色の厚手のカバーに入れて使います。最初、はながこれを気に入るかどうかわからなかったし、もし気に入りすぎて、ずっと使って冷えすぎても困ります。自分で使ってみたこともありますが、そのままではちょっと冷えすぎて寝つけなかったりしました。そこでカバーの上からさらに私のシャツを数枚巻いて置いておきました。その結果、

はなはけっこう気に入ったようで、2回の夏をこれで乗り切ってきました。客観的に言って、これが良い方法なのか分かりませんし、冷えすぎにも十分注意しなければならないのですが、私たちなりの対策ということで、よろしければご参考になさってみて下さい。

今年の夏も、あなたと愛する猫さんにとって良い夏になりますように願っております(^-^)/

2011年5月 5日 (木)

はなちゃんは、私が家に居る日を待っててくれた気がします


はなの声(再掲 0'10")

猫のはなちゃんが他界したとき、側に居られたのは、せめてもの幸運だと思いました。でも、あれから8日が過ぎて、幸運もあるけど、何よりはな自身が、私が家に居る日を待っててくれてたんじゃないか、と思うようになりました。

そう思う根拠が3つあります。

ひとつめの根拠は、確率です。
私は夜勤専門の仕事で、家で夜を過ごせるのは4日に1回しかありません。この時点で、私がはなを見送れる確率は 25% です。
そしてふたつめの根拠で書く通り、亡くなった「休みの晩の20時」というのは、はなと過ごせるいちばん長い時間が決定する時刻でした。4日間を1時間づつ刻んだ 96時間の中でも、お別れの時刻としてこれ以上の時刻はありません。そこにはなの意志のようなものを感じます。私は翌日夕方の出勤時刻まで、はなと最後の時間を大切に過ごすことができました。

ふたつめの根拠は、20時に、はなが「これ以上ない」時刻になったことを、多分認識可能だったことです。
私は下記のような4日単位のシフトパターンで勤務しています。
1日目:朝起床、 洗濯、はなと昼寝、15時出勤
2日目:9時帰宅、洗濯、はなと昼寝、15時出勤
3日目:9時帰宅、洗濯、はなと昼寝、17時出勤
4日目:7時帰宅、はなと昼寝~午後起床~夜自宅ではなと就寝

休みでない日は遅くとも17時には家を出発して、そのまま次の朝まで帰りません。20時に私が家に居るということは、その晩は私は家ではなと一緒にずっと過ごせるということです。
もちろん猫のはなが人間用の勤務予定表を読める訳はないでしょうけれど、経験的に
「夏缶ちゃん(私)がいま(20時)家に居るなら、明日の夕方までずっと一緒に過ごせる」
と分かっていたと思います。

20時になって、私が家に居ることで安心したのか、自分が亡くなった後も私とできるだけ長い時間一緒に居たかったのか、それとも私に見送らせてあげようと思ってくれたのか、いずれにしても、それははなの私に対する愛情だったと思います。

みっつめの根拠は、はなの体力が本当に底をついていたことです。
はなは慢性的な低血糖で、かかりつけの獣医さんによると「ありえないくらい低い」そうです。
1年くらい前から、月に1回ほど発作を起こして、嘔吐と荒い呼吸に見舞われてきました。
3月くらいからは定期的に点滴をするようになり、発作は起こらなくなりました。亡くなる3日前にも点滴を済ませたばかりで、私は安心し切っていました。
でも、最後の発作が起こった瞬間、私は「これはいつもの発作だ。だけどこれまでのように回復する余力がない。」と直感しました。
嘔吐といっても吐くものがほとんどありません。そして呼吸はいつもと同じ荒れ方ながら、それを支える体力が全然ありませんでした。
亡くなるまでの時間は1分くらいだったと思います。
私はどうすることもできず、ただはなの顔を手のひらで包んで、呼びかけ続けることしかできませんでした。
そうなってまで、ぎりぎりまで、はなは私が家に居る日を待っててくれた気がします。

亡くなる日の朝、勤務明けで帰ってきた私は、明るい日差しの中で、はなと昼寝に入りました。
いつもの通り、私の左腕を枕にして(重い~)、顔と顔をつき合わせて短い会話を交わしました。
いつもより小さく短い声で、2往復半の短い会話でした。これも今にして思えば、体力が底をついていたからなのでしょう。
でも、それでも、はなの声は、私への信頼と愛情でいっぱいでした。
昼ごろに起きて、またはなと遊びました。抱っこしてあげると本当に嬉しそうにしていました。

その日の午後、私は出掛ける予定でした。
取手市内の床屋に行って、日暮里の銀行に行って、上野の自転車屋へ普段&通勤用の自転車を見に行く予定でした。
でもまあ何となく、いつもの通り、自宅でのんびり過ごすことになり、はなの横に座ってネットで自転車をあれこれ検討していました。
もし、このとき本当に出掛けてたら、私ははなの最後に立ち会うことは出来なかったでしょう。
こればかりは、何が知らせたということもなく、ただの偶然ですが、もしそんなことになっていたらと思うと怖くて仕方がありません。
私を待ってくれたはなにも、私を立ち会わせてくれた神様にも、心から感謝したいと思います。

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この8日間をかけて、私ははなとの思い出を整理してみました。
写真も声も、あらためて、はなが私をどれだけ信頼し愛してくれてたかを確信させてくれました。

いまひとつの夢を持っています。
ある日、街角で子猫が私に声をかけてくる。
姿は少し違うけど、私はそれがはなの生まれ変わりであることを直感する。
「はなちゃん」と呼ぶと、彼女は私の胸に跳びついてくる。
18年前、初めて町田市で出会ったときと同じように。
そして、私たちの新しい一緒の時間が始まる。
・・・いつになるか分かりませんが、そんな日を心待ちにしています。

(つづき→)黒猫のなみちゃんがうちの子になるまで

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ペットの不思議な側面を書こうと思ったのですが、思わず長文になってしまいました(汗)
最後までお読み下さって、本当にありがとうございます。
もう少し書きたいことがあるのと、はなちゃんのお留守番シリーズも予定しています。
野外録音も細く長く続けて行きますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

2011年4月28日 (木)

猫のはなちゃんが他界しました


はなちゃん

2009年3月21日の記事に鳴声を掲載した猫のはなちゃんが昨夜他界しました。町田市『メモリアルフォレスト多摩』坂下の建設現場で18年前に出会った子でした。

いつものように自宅でネットを見てる私の横でごろごろ言ってたのですが、急に呼吸が乱れてあっという間でした。その間、はなちゃんの顔を手のひらで包んで声を掛けていました。高齢で、いつも具合が悪くなっては回復していたけど、今回は奇跡は起こりませんでした。

だけど、側で見送ることが出来たことは、神様に感謝します。
何より、自分が先に他界して、はなちゃんを残すようなことにならなかったのを感謝します。

抱き上げて、
「あっちで待っててね。」
と声をかけました。

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キミが他界して4時間半が経つけど、まだ実感がない。
悲しいとは思うけど、それより、なんか感覚が分からない。
まだとなりにいるからだろうか?
それとも、はなちゃん、まだキミの心が、僕と一緒にいてくれるからだろうか?

幽霊でもいいから、いつでもいいから、僕に会いに来てよね。


(つづき→)はなちゃんは、私が家に居る日を待っててくれた気がします

2010年9月27日 (月)

KORG MR-2 を入手、さっそく試し録りしてみました


KORG MR-2(常磐線 取手 23:33発 の車内)
音声(常磐線の電車の中) 06'15"
音声(帰宅~猫の声) 00'52"

昨日 KORG MR-2 を買いました。8月3日に KORG MR-2(MR-1の後継機種)・・・購入見送り という記事を書いたのですが、仕事でIC録音機が必要になったので、どうせならということでこれにしました。

さっそく電車の車内で録音してみました。MR-2単体で、内蔵マイクを使用。MR-1のときのように大きいマイクとケーブルを広げなくて済むので、人目がある状況では大助かりです。そして音ですが、やっぱりいいですね。特に駅の発ベルや自動アナウンス、車内の車掌さんの声や自動アナウンスが、すごく滑らかに聞こえると思います。そして 2'50" から1分弱、電車が高速巡行しているときの音もとてもリアルで、席に座ってると眠くなりそうな雰囲気がよく録れてるのではないかと思います。

天王台駅に着いて電車から降りたら、ちょうど反対側のホームを貨物列車が通過して行きました。風対策は全然していないので、吹かれた音が少ししています。

そして帰宅して飼い猫のはなの声を録ってみました。静かな室内で、ノイズがどれほど聞こえるか、試してみたいと思ったのですが、どうでしょうか? 微かなサーッという音がやはりするのですが、このとき外では雨が降っていて、部屋の窓が開いていたので、それがノイズなのか雨の音なのか、よく分かりません。そのうちに晴れた風のない日に、静かな駅とかで、MR-1 + NT4 と MR-2(内蔵マイク) で同時収録して、ノイズがどの程度あるのか較べてみたいと思います。

【追記 2010/09/28】
昨日仕事で KORG MR-2 を使ってみて、少し気になる点がありました。気のせいかもしれませんが、横方向への音の広がりが少し弱いように思いました。上記の電車の音声でも、天王台駅で降りたとき、貨物列車が右方向へ、いま降りた電車が左方向へ走り去って行くのですが、これも少々広がり不足な気がしないでもありません。MR-2 のマイクは、向ける角度を調節できる機構になっていますが、そのため、マイクの横方向はオープンになっていません。それは影響はないのでしょうか。とりあえず今度休みの時にでも、
■MR-1 + NT4
■MR-2 内蔵マイク使用
の2通りで録音して比べてみようと思います。あと、お金を使い果たして(笑)すぐには出来ないのですが、NT4をステレオミニプラグで繋げられるケーブルを買ったら、
■MR-2 + NT4(アンバランス接続)
も試してみます。
MR-1 のときと違って、これは期待できる話ですが、設定項目の中に "Mic Sens" というのがあって、マニュアルによれば、外部マイクも感度を Low, Mid, High の3段階で調節できるようなので、Low にすれば過大入力にならずに済むかもしれません。
あ、ひとつ、これはぜひ付け加えておきたいのですが、この内蔵マイクの音はとてもいいと思います。音源のレベルが極端に小さい状況でのノイズはまだ確認していませんが、とても素直で滑らかな音だと思います。多少の広がり不足があるとしても(これもまだ比較などしていないので未確認)、それは強いて気にすればという程度ですし、手軽にこの素直な音が録音出来るならそれでもいいよ、と思います。それくらい、私はこの音が好きです。

※その後、横方向への音の広がり(ステレオ感)を RODE NT4 と較べてみたのですが、思った以上に差がありました。
KORG MR-2 内蔵マイク vs RODE NT4

■RODE NT4(マイク) - Sound House
RODE NT4(SoundHouse)

■KORG MR-2(録音機) - Amazon

2009年3月21日 (土)

マイクプリアンプのノイズ比べ(BEHRINGER XENYX802/ART USB Dual Pre)

BEHRINGER XENYX802 と ART USB Dual Pre をマイクプリアンプとして使うときのノイズの多さを比べてみました。素人が特定の環境で行なった実験なので、ご参考程度に・・・

自宅で
RODE NT4(マイク) → マイクプリアンプ → KORG MR-1(録音機)
と接続して、猫の声を録音しました。マイクと猫の距離は3mくらいあり、音量的にはかなり小さく録れているのですが、それをノーマライズ(音量を最大化)しました。猫の声が最大音量になっていて、ノイズもそれにつられて大きく再生されます。猫の声とノイズの音の大きさを比較してみて下さい。

(1) BEHRINGER XENYX802(100V電源/マイクは9V電池使用)

(2) ART USB Dual Pre(100V電源/マイクは9V電池使用)

(3) ART USB Dual Pre(100V電源/マイクにファンタム給電)

(4) ART USB Dual Pre(エネループUSB電源/マイクは9V電池使用)

じつはですね、機材を入れかえながら録音してるうちに猫(はなちゃん)が鳴いてくれなくなって、何とか声を出してもらおうとちょっかい出しました。後半、はなの声が怒ってます。はな、ごめん!(汗)

(1) と (2) を比べると、ノイズの音質が多少違うようです。BEHRINGER~ の方がノイズが高域寄り、ART~ の方が中域寄りかと思います。ただその差は僅かなものですし、これまで BEHRINGER~ ノイズの少なさには十分満足して来たので、ART~ も同様、野外録音で十分使って行けるかと思います。

(3) の通り、ファンタム給電してもノイズが特に増えたりしてはいないと思います。

ところで【春缶22】では ART~ の電源にエネループのUSB電源を使ったのですが、同じ電源で収録した (4) の音の波形を見ると妙な形になっていました。

左上は (2) の 100V電源を使ったときの波形、右下が (4) のエネループのUSB電源を使ったときの波形です。聞いてみた分には (4) の方がちょっと音に勢いがないものの、ノイズも少なくていいかなと思ったのですが、何か問題がありそうです。

なお ART~ は 9V電池でも使える製品ですが、私はいまのところ電池では使いたくないなーと思ってます。ART~ 本体の電池ケースの作りが悪くて、電池をどう収めたらいいのか分からないのが第1点。それから 9V電池を使ってファンタム給電すると、OUTPUTされる音量が極端に小さくなるのが第2点。第2点は、電池が少し減ってる影響もあるかもしれません。新品の電池ではちゃんと動くのかもしれません。でも乾電池は寿命内でも次第に電圧が低くなって行くものなので、その途中で使えなくなるのは困ります。これらについてはいま輸入会社と販売店に問合せ中です。

そんなわけで、どちらの製品を使うにしても、野外録音ではいまのところ 12Vポータブル電源を使う必要がありそうです。ただ BEHRINGER~ の方はACアダプタの端子の形が特殊で、電源を必ず 100V に変換しなければならないですが、 ART~ の方は 電源コードを自作できそうで 12V 電源をそのまま使えそうなので、より手軽な ART~ を使うのが便利かなと思っているところです。

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