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2010年10月の3件の記事

2010年10月29日 (金)

野外録音するときに考えてること


水戸市・団地橋(2010年6月1日)

昨晩、野外録音を始めたという方からメールをいただきました。ありがとうございます。

新たに録音機とマイクを購入されたそうで、「最初何をやって行くといいかまだ考えてるところ。注意することとかありましたら・・・」とのことでした。万年初心者の私には、意味あることなど語れもしませんが、これから始められる方とご一緒に考えられたら、ということで、私のレスを転載させていただきます。

(前略)

録音の工夫って大したことは何もしてないし、拙い録音成果ばかりなのですが、イメージ優先といいますか、いつも、
■次はどこでどんな音風景を録ろうかな
■そのときはマイクをどう置いたら絵的かな
なんて考えてます。

たとえば今、
■蝉の声と川の水音を一緒に録りたい
というのがあります。蝉の声って、それだけ録ると、それが大きい声なのか小さい声なのか、それをどう聞けばいいのか、ぜんぜん分からなくなると思うんですね。そこに何かほかの音が入ってると、どういうスケールで蝉の声がしてるか、分かりやすいんじゃないかなーって。もちろん、これが唯一の考え方ではなく、録音の目的・イメージ・場面などに応じて、様々な考え方があると思います。

6月に水戸市の団地の横の小さい川で水音を聞きました。以来、いつかここで録音しようと思ってます。ある程度、視覚的にイメージしたり。

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正面の川の段差で、水がパチャパチャと音を立てている。
右手の下流側に行くと、さらさらという音がしてた(気がする)。
そして川の向こうに大きな木がある。
夏になれば蝉がいっぱい来るだろう。
左手には小さい橋があって、時々バスや車が通る。
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本当にそう録れれば、ステレオの楽しさが出る気がしまして。

で、多分その場に臨んだら、どこにどういう向きでマイクを置けばイメージ通りの音になるかを探ると思います。

たとえば水音と蝉の声のバランスをとるために。
川に近付けば、水音の割合が大きくなる。
川から離れると、蝉の声の割合が大きくなる。
そのベストポジションを探します。
自分の耳をいろいろな位置と方向に据えてみて、ここだと思ったところにマイクを据える。いつもそうしてます。ただ実際には、現地の制約から、ベストポジションに行けないことも多いのですが ←言い訳(^^;)

というわけで、現地に行くこと自体よりも、それを計画したり想像したりする時間の方がずっと長いです。自分の好きな場所で、どんな音を録ろうか、考えるだけでも楽しいですよね。

(後略)

2010年10月14日 (木)

※ランドナーの記事でお越し下さった方へ、ごめんなさい

いつも夏の缶詰をご覧いただきありがとうございます。

こちらへ「ランドナー」などで検索して来られた方へ、ごめんなさい。
いま手持ちのランドナーを手放して、ブロンプトンを買おうと考えています。ランドナーはコンパクトに分解して輪行(電車で運ぶ)が出来るのですが、ある程度手間がかかります。それと高価なので、盗難の心配から、例えば本屋さんや町に買い物に行くとかの用途に使い難いのも悩ましいところです。

仕事も含めて日常的に輪行ともなると、やはり折り畳み自転車という選択肢を捨てがたいのも事実です。そんなわけで、そう思ってもなお、ランドナーの良い点を強調した記事だけ並べておくのもよくないので、このようにご報告させていただきます。東海道か筑波山の坂を試す計画もまだ出来てなかったですね。いろいろとすみません。

2010年10月 3日 (日)

KORG MR-2 内蔵マイク vs RODE NT4

音声(MR-2内蔵マイク) 3'27"
音声(RODE NT4) 5'18"

KORG MR-2 の内蔵マイクと RODE NT4 を比べてみました。

場所は 【春缶22】とほぼ同じ、関東鉄道龍ヶ崎線 入地駅から龍ヶ崎駅に向かって1つめの踏切のところです。日没の少し後、辺りは次第に暗くなり、虫の声がします。

MR-2 のマイクもなかなか良いなと思っていたのですが、直接比べてみると、やはり音質もステレオ感も、さすが NT4 という感じでした。

狙って録ったわけではありませんが、虫の声は、ステレオ感のチェックにちょうど良かったです。前方中央でたくさんの虫たちの合唱が、左と右では控えめなソロが聞こえます。NT4 ではそのいずれもが左右に十分に広がっているけど、MR-2 の内蔵マイクではかなり中央に集まっています。NT4 版のあとに内蔵マイク版を聞くと、ちょっとモノラルっぽいとさえ思います。(前の記事では違うこと書いてごめんなさい。ここまで違うとは思ってませんでした。)

音質の差は、マイク自体にかけたコストがちがうので仕方なく、MR-2 は十分健闘していると思います。ですが、このステレオ感の差は・・・やはりマイクの左右がオープンになってないのが影響していないでしょうか? マイクの左右に支柱があるのは、マイクを縦に 210度回転させるためだと思います。それは録音時の MR-2 のセッティングを楽にします。でも、1bit 録音を望んで MR-2 を買う人が、多少のセッティングの苦労を免れるために、ステレオ感を犠牲にしたがるでしょうか。この点はとても残念です。MR-2 は、その全身が「良い音を記録する」ためにあるはずなのに、そこだけコンセプトが違う気がします。

とはいえ、MR-1 から乗り換えたメリットは十分にありました。特に単3充電池2本で長時間動作するのはありがたいです。実は MR-1000 にしちゃおうかなーという考えもありましたが、高価だし、単3充電地8本というのも大変です。

MR-2 は、内蔵マイクのステレオ感が弱いのと、バランス型入力ができない点(通常の録音では差は出ないでしょうけど、電気的なノイズの多い場所ではやはり安心かと)、せっかくの 1bit 録音を活かし切れてないと思いますが、それでも外部マイクを使う限り、私にとってはコレが一番です。

【追記 2010/10/05】
MR-1 から乗り換えた、もうひとつのメリットに言及するのを忘れました。MR-2 ではマイク感度 "Mic Sens" を、Low, Mid, High の3通りに設定可能です。MR-1 のマニュアルでは "sens" で検索してもヒットしないので、多分、MR-1 では設定できなかった項目です。
MR-1 に NT4 をつないで大きな音を録音すると、録音レベルを調整してもどうにもならず音が歪んでしまうことが多かったです。MR-1000 ではマイク端子の横に "GAINスイッチ" があり、Low, High の2通りに設定可能です。多分これを使えば、音が歪む問題を解決できるだろうなと思ってました。MR-1000 を一番うらやましいと思っていたのがこの点でした。アッテネータを使えばもしかしたら同じなのかもしれませんが、私はこの点よく知りません。まあ製品に付いている機能なら間違いはないだろうと考えてます。 MR-1 + NT4(特にアンバランス型接続時) では結局上手に録れなかったバンド練習や飛行機の離陸音を、MR-2 + NT4 ではどう録れるのか。試すのは少し先になりますが、楽しみです。

■RODE NT4(マイク) - Sound House
RODE NT4(SoundHouse)

■KORG MR-2(録音機) - Amazon

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