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2009年8月の2件の記事

2009年8月23日 (日)

COPPELION(コッペリオン)のご紹介

今日は【号外4】の「コッペリオン」についてご紹介します。

唐突ですが、「風の谷のナウシカ」はお好きですか? 私はコッペリオンを読んで、主人公の 成瀬 荊(なるせ いばら)がナウシカによく似ていると思いました。

物語は 2036年の 多摩~府中 を舞台として始まります。20年前にお台場の原子力発電所(もちろん架空の)で事故が発生し、以来東京は人の住めない死の街となっています。ところがどうやらそこに生存者が居るらしいことが分かり、成瀬 荊 以下3人の女子高生が、その調査と救助に向かいます。彼女たちは自衛隊学校の生徒で、この任務に特殊部隊として送り込まれたわけです。

最初の生存者は、多摩川にかかる関戸橋の下にいました。苦しんでいます。ガンの末期患者で、もう助かる見込みは無い。教頭先生(=司令官)からは無線で「生存者を見つけても何もするな」と命令されていますが、荊は少し悩んだあと、それを無視して薬を投与し、「少しは楽になったでしょ?」と言葉をかけます。天使の笑み。

その薬は希少品で、しかも予防薬でしかなく、末期ガン患者には一時的な鎮静効果しかありません。教頭がヘリで到着後、荊に「なぜ希少な予防薬を投与したのか」と問い詰めますが、荊は思いつめた表情で「薬が希少ならもっと増やして下さい! これからも生存者を見つけしだい手当てをします」と強く言い放ちます。教頭も本当は荊の心が分かっているのでしょう。「・・・・薬を量産できるよう防衛省に要請してみよう」と静かに応え、生存者を引き継いで帰って行きます。

教頭は立場上、希少な薬の有効利用を優先せざるを得ないのでしょうが、荊は何よりも、その生存者の痛みを取り除いてあげたかったわけですね。このように「苦しむ人があれば助けずにはおかない」という、強い信念と優しさが、ナウシカに良く似ていると思います。

ナウシカとちがうのは、3人のグループで行動してるところ。3年生の荊がリーダーで、あとの2人は1年生です。それから教頭は、普段は離れた場所にいて無線で指示を出し、必要があればヘリで駆けつけたりして支援してくれます。ナウシカは孤高のスーパーヒロインですが、荊の場合、2人の後輩(子分という感じ)と教頭先生という上司を持つ、魅力あるグループリーダーとして描かれています。

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コッペリオン は、ヤングマガジン連載中の井上智徳さんの長編漫画です。上で書いた以外の設定もありますし、物語が進むにつれて、彼女たちを取り巻く状況が過酷で悲しいものであることが分かって行きますが、その中で荊たちは、心の中に光るものを失うことなく、強く優しくあり続けます。

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P.S.
いつもご覧下さいましてありがとうございます。最近録音に出かける時間を見つけられず、環境音の公開がなかなか出来ないでおります。次の録音はもしかしたら秋になってしまうかもしれませんが、よろしければまたお越しになってみて下さい(^-^)/

2009年8月15日 (土)

【号外4】COPPELION(コッペリオン)~多摩・府中

写真のページ 地図

井上智徳さんのCOPPELION(コッペリオン) 第1部の舞台である、多摩市や府中市に行ってみました。

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